 手作りスピーカー基礎講座19
新ホームシアターロスレスHD
音楽 白鳥 サンサーンス
新ホームシアターロスレスHD
井田 雅雄
スピーカーを作るには、最低知っておきたい事項を載せています。
初心者の方から、マニアの方までご覧ください。
ホームシアターの特集です。昨年秋頃よりHDMI1.3a対応で発売された新機材
により新ホームシアターを作ることができました。
①ロスレスHDって何だ・・・・・
これはHDMI1.3aに対応したAV機器を使用した事です。簡単には言えるがこれでは
分からないので次に説明します。
HDMI1.3aとは・・・映像と音声を一緒に伝送できる事と全てデジタル伝送になった。
これまでのD端子やコンポーネント端子はアナログです。又ケーブルは
形状が異なる為面倒でした。HDMIはAVアンプ側に接続するだけで簡単
になりました。
HDオーディオの対応・・・HDMI1.3aはドルビーのロスレス音声ドルビーTrueHDと
DTSのDTS-HDマスターオーディオを圧縮のまま伝送(ビットストリーム出力)
ができるようになった。従来のHDMiのAVアンプ(HDMI1.3a以外)では伝送
できない。
デノン セパレートアンプ AVP-A1HD
ソースの表示5.1ch 接続している機材 実際の表示7.1ch
THX Ultra2Cinemaのモードにて視聴している。
※ここの表示で全て分かるようになっている。
POA-A1HD
L側のメーター サラウンドのメーター R側のメーター
※メーターの振れで音量が分かる。使い勝手はよい。
②フルハイビジョンによるホームシアター
フルハイビジョンによるホームシアターの映像はかってない凄さになりました。映像は
BDの方が音声も含めて優位です。最近はBSデジタルも映像はよくなってきています。
高転送レートではNHKのBS-hiが抜きん出ていましたが、WOWOWは24bpsにステップ
アップしました。
BDレコーダーの発売により私もパナソニックDMR-BW900にしましたが、品薄の為
4ケ月も待ちました。北京オリンピックの開催される本年はBDレコーダーによる
録画の楽しみがあります。BDデイスクへ沢山残そうと思います。
BDソフトによるハイビジョンが現在では音/映像とも優れています。
ソフトの中では輸入版の2001年宇宙の旅には感激しました。元はシネラマでした
のでリメークもよかったと思うがこの映像は緻密です。評論家の方も絶賛して
いますがこのソフトは実に色のりがよく、クラシックな雰囲気ですが美しい絵画を
見ているような雰囲気があって素晴らしいです。
映像と音はロスレスHDでは現実の音が再生されるように聞える事です。
ダイハード3のビルの爆発する音、4でジェット機とトラックのシーンは道路の
壊れる音はすさまじいです。空軍大戦略のイギリス爆撃の音や空中戦は
ぶっ飛びました。サブウーファーはうるさくなくそれでいて、実にプラスの効果が
働くので音に加わって鳴っているような感じがします。
今回の富士通テンのサブウーファーは正解でした。もちろん映画だけでなく
音楽ソースにもよいです。
コンサートではThe Legend of Jazzのハンクジョーンズのジャズは生演奏のような
ものです。トリオでのTake the A Trainが特に好きですが、ステレオはリニアPCM
で96khz/24bitですから実質48khzまで再生します。サラウンドでは5.0リニアPCM
で48khz/16bitとなります。こちらはAVP-A1HDのサラウンドモードでJAZZ CLAB
でのDSPシュミレーションで楽しんでいます。
スピーカーは全部で15本で聴いています。今までは実験と思っていましたが
この本数での音は凄いです。ステレオは2本ですがこれは過去より進歩が
ありません。AVアンプは確実に進歩しています。そしてよいソフトが出てきて
います。長岡先生も言われていますが、素晴らしいソフトと巡りあった時が
よいです。私も輸入版の2001年宇宙の旅に巡り合いましたので、この
ホームシアターロスレスHDを作ってよかったと思います。
③新機材とスピーカーの設置
新機材の導入
デノン セパレートアンプ AVP-A1HD POA-A1HD
ビクター D-ILAプロジェクターDLA-HD100
パナソニック ブルーレィレコーダー DMR-BW900
デノン DVDプレーヤー DVD-3930(SACD再生はデジタル)
富士通テン サブウーファー TD725sw
スクリーン
スクリーン周りは光の反射をしないクロス貼りにて内装工事
スクリーン スチュアート/キクチ MALIBU 120インチワイド
工事はアバック秋葉原新本店にて
スピーカーの設置 7.1ch
-------------------------------------------------スクリーン
ユニット名
メインフロント■ D-58ES-R.i ■ ＦＥ208ES-R
サブフロント■ D-138スーパースワン.i ■ FE138ES-R
サブフロント■ ネッシーjr ■ FE168ES
センター■ SP-センター.i ■FE138ES-R/FW168HP
・ サブウーファーイクリプスTD725SW
・
・ ※フロントは3組にした理由は120インチですと2本では不足であり、スクリーン全体
・ から鳴っているようにならない。又3次元の音場感をいかせるように配置した。
・ D-58ES-R.iはサブウーファーとしての効果も考え最も奥に配置、D-138スーパー
・ スワン.iは後ろの壁にて音場感の拡がりを、ネッシーjrは上下の響きを狙った。
・ リア■ D-58ES ■
ＦＥ208ES-R
・ □試聴位置
・AV機器のラック
※フロントと同一のＦＥ208ES-Rを使用、リアの核としての存在は大きい。
SACDのマルチでのリアとしても優秀な音場感が得られた。
バックリアセンター■ ■D-101Sスーパースワン
FE108ESⅡ
バックリア■ リアカノンⅡ ■
FE108ES
ＦＥ108ＥΣ
------液晶プロジェクター
※サブウーファーイクリプスTD725SWは25cm×2でハイスピード再生する事と
床の振動がないことだ。音はサット消えるようで変に残らない又うるさくない
など使い勝手は違う。
※最大7.1chで15本のスピーカーを使っている。
接続はAVアンプのバランス接続で今回はケーブルには吟味した。
HDMI1.3a/ワイヤーワールド社スターライト2m
バランスケープル/ナノテック社ゴールデンストラーダ
スピーカーケーブル/モンスターケーブルOMC4CL
※スピーカーの配置はぜひ参考にして欲しい。ウーファー以外は手作りスピーカー
によるものでユニットは全部フォステクス製です。この音場感は最高と私は思って
います。
④BDソフトのお勧め
お勧めBDソフトNO1は輸入版 2001A SPACE ODYSSRY
購入は秋葉原のラジオ会館2Fの輸入版専門店
1080P HD16×9 2.2.1/リニアPCM 5.1
自然な色のリが絶妙で、元はシネラマの70mmよりリメークと推定する。
美しい絵画のようで時間はスローにタイムスリップした気持ちになる。
ホームシアターでは映像が大きく拡がる画面があっている。類人猿の投げた
骨に月/地球の重なるシーンや宇宙ステーションのシーンでは名曲がマッチ
している。ゆっくり時間をかけて楽しみたい。つまり何回見てもよいのだ。
この演奏はカラヤン/ベルリンフィルであることが4/5のまるごとカラヤンで
分かった。
お勧めBDソフトNO2 未知との遭遇
1080P HDワイド 2.40.1/ドルビーTrueHD 5.1ch
/DTS-HD Master Audio 5.1ch
MPEG-4 AVC 3バージョン収録
ドルビー/DTSの聞き分けもできる。何と言っても異星人との対話のシーン
の音の迫力が凄い。スピルバーグ監督の作品のスケールの大きさには
驚く。この作品は音楽はジョン ウィリアムズで重厚なクラシックの音楽と
壮大な画面がミックスしたじっくり楽しみたい作品です。
お勧めBDソフトNO3 BATTLE OF BRITAIN 空軍大戦略
1080P HDワイド シネマススコープ DTS-HD Master Audio 5.1ch
MPEG-2
最新の映画ではないが、音のクォリティと画面の繊細さは素晴らしい。
壮絶な空中戦は英軍のスピットファイヤ、独軍のメッサーシュミットです。
このシーンや独軍のロンドン爆撃の音は恐ろしい程の生々しさで、釘付け
になってしまう。もちろんサブウーファーを入れたときの効果はまるで違う。
ズシン ズシンがズズズシン ズズズシンになってしまう。
歴史の中での戦争スペクトラルであり、最近のものにないCASTの懐かしさ
に浸れる。ローレンス オリビエ/クリストファー プラマー/クルト ユルゲンス等
お勧めBDソフトNO4
1080P HD16×9 /①リニアPCM ステレオ(96KHz/24bit)
②リニアPCM 5.0ch( 48KHz/16bit)
MPEG-2
ハンク ジョーンズのトリオとソロが楽しめる素敵な１枚である。
Take the A Train /Take Fiveなどはトリオでソロはポピューラーな
Caravan /Summertimeなどの東京でのライブです。全体に聴きやすく
今夜は自宅がジャズクラブは本当です。
AVP-A1HDのサラウンドモードでJAZZ CLABでのDSPシュミレーションにして
楽しんでいます。
BS放送の録画より
4/5にまるごとカラヤンの１１時間の放送が行われた。
当然朝からDMR-BW900でHDDに録画しました。カラヤン生誕100記念の
ドキュメンタリーや演奏などは当時のフィルムを洗浄し、ハイビジョンカメラに
撮ったものが放送された。ドキュメンタリーもよかったが、ライブでカラヤン指揮
ベルリンフィルのブラームスの交響曲１番/チャイコフスキーの交響曲6番悲愴
ベートーベンの交響曲9番合唱の中で悲愴は特にカラヤンの得意としたもの
だけに何とも言えない素晴らしさを感じた。第一楽章でのテーマがppとなり
pppより長い間があり、強振されたタクトよりの激しいffは何とも言えない。
晩年でのウイーンフィルとのニューイヤーコンでの天体の音楽では私は
堪えきれずに泣いていた。もう一つの願いとは平和何よりも平和です。
カラヤンのこの言葉は素晴らしい。
デジタル録音の開発など新しいメディアも積極的に取組んだカラヤンだが
現在の進歩は思っていなかった事と思う。
ライブの演奏はワイド画面ではないが、DMR-BW900の画面モード切替で
サイドカットして16×9にしている。
DMR-BW900
※機能は豊富で覚えれば使いやすい面がある。細かく使いこなすには時間が
かかりそうだが、とりあえず使うでも操作は簡単にできる事や、リモコンのボタン
は大きく扱いやすい。
※フルハイビジョンでBS放送を録画できる事は凄い事だ。HDDへ録画/BDへ録画
更にDVDにも録画できるBW900だが、BDディスクに残すことが最もよいと思う。
又録画の方法は簡単ですので、誰でもできるようにパナソニックは初心者向けに
しているのがよいと思う。
⑤内装工事と機材の設置
ホームシアターを構築したい方はご参考にご覧ください。内装工事には(株)アバック
秋葉原新本店<TEL03-3837-9745.の桜庭太郎氏や音響内装工事の(株)ドリーム
クラフト<TEL044-932-6469>の関口彰洋氏にはお世話になった。皆様もぜひ相談
してください。
特に桜庭太郎氏には機材の配線や調整もお願いした。さすがプロの調整で黒を基調
としたスクリーンの冴えは素晴らしいものになった。
1/26工事前の部屋/天井は一段低くしている側にフロントを設置する
全天井高3m 部屋は26畳
1/26光を反射させないクロスを貼る為石膏ボードを貼り付けた。
127光を反射させないクロスはパネルに貼っている。
1/27スクリーン取り付け工事大きな額のようにパネルの取り付ける。
個人ではできないと思う。専門の技術者に頼んでよかった。
1/27スクリーン/周囲のクロス貼り完成
1/27いよいよである。
1/27AVP-A1HD待ちに待ったものだけに嬉しい。2人でラックへ
ラックはシナアピトン合板18mm使用で長岡先生の設計です。
1/27アバック桜庭太郎氏にはお世話になった。
1/27接続をする。ラックの裏側は約30cm空けている
1/27いよいよ完成した。
1/27記念に1枚
完成した。しかしまだ満足はしていない。まだまだ・・・・・・
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2ｃｈステレオもホームシアターも試聴見学できます。
サウンドプラザ井田
千葉県船橋市宮本6-8-10
JR船橋駅南口下車徒歩12分 京成線大神宮駅下車徒歩7分
車の方は宮本公民館へ行きここより電話でお迎えに行きます。
TEL047-425-4445
試聴は電話又はメールで連絡お願いします。
メールで試聴希望の方はこちらからどうぞ
<入場無料>手作りスピーカーの相談もできます>
<アクセサリーの体験もできます>
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 長岡先生D-101Sスーパースワン
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