手作りスピーカー基礎講座36
FE103-Solの限定発売と10cmのモアイミニの発売/
音楽 ノクターン ショパン
FE103-Solの限定発売と10cmのモアイミニ
井田 雅雄
スピーカーを作るには、最低知っておきたい事項を載せています。
初心者の方から、マニアの方までご覧ください。
フォステクスではFE103の特別版「FE103-Sol」を4月中旬より発売します。
8Ωは1,500台、16Ωは 800台が限定発売となります。このページでは10cm
のバスレフを作る方へのアドバイスと共に、とても好評な2012モアイ-Ⅱ.iの
10cm版であるSPI-モアイミニ.iを掲載致します。10cmは初めて手作りスピーカー
を作りたい方には大きな意味があります。それは基本的なスピーカーの仕組みや
手作りスピーカーを作る事が分かってきます。又バックロードホーンを作った方
にはバスレフの見直しにより、バスレフの良さを10cmで試して欲しいと思います。
バスレフは先ずユニット1個のものから2ウェイ更に3ウェイと進むものです。
ネットワークについては複雑なものがありますが、このページでは誰でもできる
初めてでも作れるようにしています。
※FE103-SolやSPI-モアイミニ.i又自作など、このページより注文できます。
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①フォステクスのスピーカーユニットFE103-Solについて
◎FE103の初代モデルから販売50周年を迎えた記念モデルで、元々の優れた音質と
より繊細で表現力豊かな音楽の再生を実現、長年愛用されて太陽のような身近に
ある愛着を持ち合わせたスピーカーを願い命名されたようです。
◎フォステクスの新製品のご案内はこちらからどうぞ(PDF)
主な仕様
10cmコーン形フルレンジユニット
8Ω
16Ω 参考FE103En
インピーダンス
8Ω 16Ω
8Ω
再生周波数帯域 F0~40KHz
F0~40KHz F0~22KHz
出力音圧レベル 90dB
90dB
89dB
Q0
0.44
0.54
0.33
マグネット重量 226g
226g
193g
総質量 0.65Kg
0.65Kg
0.58Kg
パッフル開口 φ93
φ93
φ93
推奨エンクロージュア バスレフ、バックロードホーン
◎8Ωと16Ωの違い
通常のユニットは8Ωです。ユニットはスピーカーには1台を使います。それに対して
16Ωは2台使うやり方です。2台ですと8Ωとなるのと出力音圧レベルを上げて使えます。
長岡先生の共鳴管のカテドラルでは4本並列で10cmのユニットを使いますが、8Ωでは
2Ωとなるので使えません。16Ωにして4Ωで使うようにしています。自作でも16Ωの
よさを生かして、これまでなかったようなものにチャレンジしてもよいかと思います。
◎FE103-Solの限定の予約
限定の予約は好評の内に終了しました。
ご注文ありがとうございました。
価格 6,500円(8%税込7,020円)/1台
送料はサービス致します。
販売価格 7,020円/1台
②作りたいスピーカーへのアドバイス
私も最初に作ったのはFE103を購入して、高校生の頃に箱は標準の6ℓの
バスレフを作ったと記憶しています。ソニーのステレオアンプとレコード
プレーヤーでLPレコードを聴いていました。それでも十分な音量は出て
いました。もちろん手作りスピーカーは初めてでしたが、生の楽器の音が
感じられて作った方がいい音になると思いました。それからさまざまな
スピーカーを作るようになるのですが、最初の音は今でも忘れません。
ですから先ずユニット1本のバスレフから初めてがよいと思います。
慣れてきたら2ウェイですが、この場合はプラスウーファーを使うとお考え
下さい。つまり低域の不足分をウーフアーで補うのです。
FE103-Solですと高域は40KHzも再生できるので、Solはスルーで使い
のも面白いかと思います。ウーフアーは低域をどの位出したいのかで
選んでください。FW108N×2では60Hz位までですが、FW168HゃFW208Nを
使うとより下の低域の再生が見込まれます。ネットワークは簡素化して
フォステクスの新しいLKコイルのLK4.7eですと4.7mHだけで使用できます。
エンクロージュアについてはご自分で考えてください。先ず何となくイメージ
を書いてみて、エクセルなどで組立図を作ります。エクセルの列は10ピクセル
位にして狭めますが、1個の列は何センチとすると正確な長さが割り出せます。
組立図を作り、この寸法を板取図に写すのです。
◎カットや加工の注文について
ご注文は==新E合板カットサービス==よりできます。こちらからご覧ください。
自作の場合はメールで連絡くださればカットや加工ができるようにご案内します。
質問の件はサウンドプラザ井田へメール。こちらからお願いします。
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③SPI-モアイミニ.iについて
◎2012モアイ-Ⅱ.iからの10cm版
SPI-モアイミニ.iの特徴とは
現在主流のトールボーイ型は狭いスペースでも置ける事や、立体感のある音の
再生ができます。16cmのモアイではとても音場感がよく又低音の充実などとても
よかったです。問題はユニットにお金がかかり、作れないなどがありました。
そこで10cmではどうかと思いフォステクスに相談しました。そこで思いきってスコーカー
をFE108EΣにする事にすると言ったら、さすがのフォステクスです。賛成してくれたの
です。つまりバックロードホーン専用ですのでユニットに力があるのです。
モアイはFE163En-SですのでモアイミニはFE108EΣを使えると考えたのです。
それからネットワークもフォステクスに相談しながら、決めました。これまでよりも
よくしたいと思いR80Bのアッテネーターは後ろの上に取り付けるようにしました。
製作について
2012モアイ-Ⅱ.iと同じタイプです。組立も大きさの違いだけですので
製作についてはこちらからご覧ください。
2012モアイ-Ⅱ.i(シナアピトン合板18mm使用)
◎使用するユニットなど
上の箱 FT96H
FE108EΣ R80B T150B
下の箱 FW108N
T150B
※T150Bはバイワイヤー接続でステレオアンプのAには上へ、Bへは下へ
こうする事でモアイのよさである深夜はAだけで聴くなども楽しめます。
※土台板は安定感だけでなく低域を床へ振動させないようにします。
※ダクトは塩ビ管のVP50を使用しています。φ51(内側)ダクトの長さ120mm
◎カット加工について
FT96H
パッフル加工φ61mm ザグリ加工4mm
FE108EΣパッフル加工φ102mm
ザグリ加工4mm
FW108N
パッフル加工φ105mm ザグリ加工4mm
T150B
ザグリ加工 3mm 穴12mm
R80B ザグリ加工 2mm
穴10mm
前面のパッフル 圧着及びR加工
◎ご注文について
シナアピトン合板15mm×2枚とユニット他ネットワーク部品
カット加工の全てを注文される事をお勧めします。
ご注文はこちらからどうぞ
予定価格 ユニット/ネットワーク部品 120,000円位
カット加工代 50,000円位
合計 170,000円位
※正式な見積もりは注文されてからメールで連絡します。
※シナ合板でも注文はできますが精度は低くなります。価格は
シナアピトン合板よりも安くなります。
梱包配送料は含んでおりません。
質問の件はサウンドプラザ井田へメール。こちらからお願いします。
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2chステレオもホームシアターも試聴見学できます。
サウンドプラザ井田
千葉県船橋市宮本6-8-10
JR船橋駅南口下車徒歩12分 京成線大神宮駅下車徒歩7分
車の方は宮本公民館へ行きここより電話でお迎えに行きます。
TEL047-425-4445
試聴は電話又はメールで連絡お願いします。
メールで試聴希望の方はこちらからどうぞ
<入場無料>手作りスピーカーの相談もできます>
<アクセサリーの体験もできます>
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長岡先生D-101Sスーパースワン
◎手作りスピーカーの合板カットや加工を致します。自作の図面も行います。
詳しくは==新E合板カットサービス==こちらよりご覧ください。
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==E-アナログサービス==
トップページはこちらからどうぞ
製作開始 P2はこちらからどうぞ <2012モアイ-Ⅱ.iの製作過程写真No1>
更に凄く P3 こちらからどうぞ <2012モアイ-Ⅱ.iの製作過程写真No2>
完成まじか P4 こちらからどうぞ <2012モアイ-Ⅱ.iの製作過程写真No3>
機材の設置 P5 こちらからどうぞ <ラックスマンの機材の設置>
ナノテック P6
こちらからどうぞ <こんなにも変わるとはアナログの音>
アコリヴァ P7
こちらからどうぞ <アクセサリーの楽しみ>
ユキム P8
こちらからどうぞ <キャロットワン他ユキムの製品>
オヤイデ電気 P9 こちらからどうぞ <オーディオ・ビジュアルをグレードアップ>
オヤイデ電気(2) P10 こちらからどうぞ <液晶プロジェクターの電源ケーブル>
ナノテック(2) P11 こちらからどうぞ <SP#79 SRとT500A MkⅡ/2012音展より>
フォステクス P12 こちらからどうぞ <13cm純マグネシウムスピーカーキットの発売>
感じた事 P13 こちらからどうぞ <スピーカー作りをして感じた事>
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No1はこちらからどうぞ <DSD5.6MHzの再生に成功>
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